かぶの葉の健康効果

 

かぶの葉の部分のカロチン:2800μg、E:3.2mg、K:340μg、C:82mgというのはなかなか優秀な数値です。β-カロチンは強い抗酸化力をもつ成分です。カルテノイドのひとつであり、植物に含まれているカロテノイドというのは、緑黄色野菜に多く含まれる「β-カロチン」、トマトなどに含まれている「リコピン」などに別れます。

 

人間を含む動物はカロテノイドを体内でつくれません。つまり摂取する必要があるわけで、冬の野菜からもしっかり摂りたいものです。β-カロチンは体内でビタミンAに変換され、更に必要な分だけ変換されるので、過剰症の心配がありません。

 

次はビタミンCです。ビタミンCといえばどうしてもレモンが思い浮かぶかもしれませんが、かぶにも実はこれに劣らぬレベルのビタミンCが含まれています。レモン汁で100g摂ろうとすればかなり大変ですが、かぶならペロリと食べられるはずです。ビタミンCには高い抗酸化力があって、風邪を予防する効果や美肌効果もあります。

 

無機質類のリンは体を構成するミネラル、筋肉、神経、脳、肝臓などあらゆる組織に含まれています。体内には体重の約1%もリンが存在し、多量ミネラルとなっています。その多くはカルシウムやマグネシウムと結合して骨や歯の形成に作用します。またリン脂質となることで脳をつくるための必須のミネラルにもなっています。

 

カリウムはナトリウムと関係したミネラルで、ナトリウムが体内で過剰になると、カリウムの作用で体外へ排泄してくれます。